2011.09.08
Category …駄文
シンガポール・スリングって可愛いカクテルなのに、どうしても精悍な顔つきの東南アジアの男が投石器を振り回している姿を想像してしまいますよね。
そんな訳で俺の友人が、彼女居ない歴=年齢の友達を何とかしてやろうと、合コンをセッティングして連れて行ってあげたそうなんです。
そんな訳で俺の友人が、彼女居ない歴=年齢の友達を何とかしてやろうと、合コンをセッティングして連れて行ってあげたそうなんです。
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その友人君(俺は面識が無い)は、慣れない合コンという環境に完全に萎縮してしまい、仲間から渡される絶妙なスルーパスをことごとく見送り、壁の華になっていたそうです。それでも「誰の為にセッティングしたと思ってんだコノヤロー」とエールを送られ、「実は一目惚れした子が居る」と白状。
男性諸氏の熱い応援とプレッシャーを背に終了間際ロスタイム、ベロベロになりながらも遂にアタック。
そのノミの心臓ゆえに、軽くアドレスでも聞きに行くかと思った傍観者達の予想を裏切り、いきなりどもりまくりで告白。
いわゆるゴール前で思いっきりシュートをふかしてしまった状態であったそうな。
残酷な現実は避けようも無く、相手の冷ややかな一言。
「私、意気地が無い人ダメなんだよね。」
その一言で新世界への扉をノックしてしまった彼は、隣りの個室の宴会用に用意されていた、氷の上でピチピチ踊る活エビさんをやにわに鷲掴みにするとそのまま口にIN。
そんな男らしさの見せ方で豪快アピールしたって引かれるだけだよね。当然だよね。
しかもそのまま潰れたらしいですよ。
その後のことは語る必要が無いほどの顛末だけど、どうしても初彼女が欲しかった気弱な男の必死さを誰が責められようか。
彼を否定できるのは、告白された彼女と酔いの醒めた本人。そしてむさぼり食われたエビだけだ。
ああ、お店の人と幹事も文句を言う権利があるな。やっぱりみんなで責めていいね。エビは美味しかったのかなあ。
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