今日、今年初の雪虫を見ました。
3~4匹が秋風に乗ってひらひらと漂っていました。 もう冬がすぐそこまでやって来ているんだねぇ… 嬉しくない気もするけどね。 寒いからなぁ。
昔はそこいらが真っ白になるくらいに群舞して、自転車に乗った時など目や口に飛び込んでくる雪虫に辟易したものです。 残念ながら?最近は年々減少傾向にあるようです。 自然破壊ってのは色んなところに影響するもののようです。
しかし雪虫としてもこのままやられっぱなしでは終わらないだろうね。 いずれは雪虫の逆襲で大発生するに違いない。 それはもう大発生だ。 朝起きて窓の外を見れば、そこは真っ白のワサワサである。
ドアを開けると胸元までふわふわの物体が積もってるのだ。 軽いから、ふ~っと息を吹くと飛んでいくのだ。 軽いから、息を吸うと戻ってきて鼻から入ってくるのだ。
両腕をグルグルばたばたさせて、雪虫を飛ばしながら道を歩く。 あっちもこっちもグルグルばたたしてる人が白い物体に半ば埋まっているのだ。 みんなマスクとゴーグルをしているだろう。
間違えてシュノーケルを装着した人は悶絶である。
当然車は使用不能、都市機能は麻痺する。 雪虫の逆襲は恐ろしいのである。 しかし人間も黙っているわけではない。 新兵器の登場だ。
それは…掃除機だ!
新兵器でもなんでもない、家庭の平和を守ってきた古参兵である。 しかし、コイツがガンガン雪虫を吸っていくのだ。
みるみる街から姿を消す白いふわふわ。 覆い隠すものが無くなった、いつもの薄汚れた街が曝け出されたとき、人々は気づくのである。
街は綺麗にしようと。 大切な事を見つめ直した人間達はこう叫ぶだろう。
雪虫さんありがとう!
めでたしめでたしだな。
俺はイヤだけど。