2006.10.14
Category …美味しい話
古来より「宵越しの茶を飲むな」という言葉がある。
これは科学的にも正しいようで、淹れてから時間の経った茶は酸化が進んでいるため、味も悪いし身体にもよろしくないようだ。
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幼少の頃にその言葉を知ってから、ずっと缶入りのお茶飲料が苦手だった。 ペットボトルのお茶を勧められても、何となくお茶を濁して断わっていた。 実際は製造側も、その辺は色々と考えて対策しているのかもしれない。 しかし、半可通と言われればそれまでだが何となく飲むのを拒み続けていた。
それがいつの間にやら何の気兼ねもなくゴクゴクとペットボトルの烏龍茶を飲んでいる自分に気が付いた。
あの頑ななまでのこだわりは何処へ行ってしまったのか。 宵越しどころか、開栓後二日経っていようがラッパ飲みである。 腰に手を当てる勢いで飲んでいたりする。
先人の言葉を軽んじて、楽な生活を選んだ俺にはどんなしっぺ返しが待っているのだろう…
ところで最近タイで日本茶がブームらしい。 日本の飲食物が健康に良いというイメージは世界に浸透しつつあるようだ。 しかしこのタイの日本茶、砂糖たっぷりで信じられないほどに甘いらしい。 タイの人は甘い飲み物じゃないと飲まないからだ。
そんな話を聞くと一日置いたお茶がどうしたとか、どうでもいい気がしてくるね。 緑茶に砂糖かぁ…
まぁ、照り焼きバーガーとか売ってる日本だって同じようなものなんだろうけどね。
これが宵越しの気の抜けたビールなら面倒なことを考えずに、飲まないって即決するのになぁ…
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