今朝早くに、十年来の友が逝った。
ここ数年は、年に1度会うか会わないかの仲だったが、たまに家に遊びに行くと、名前にそぐわぬ大きな身体で体当たりするように歓迎してくれたものだった。
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体格に劣らぬ大きな態度で、若い頃は家族を困らせることもしばしばだったようだが、俺には屈託無く接してくれた。
太い尻尾を振ると、ばすばすと俺に当たる、その重い連撃には閉口したけれど。
レトリバーにしては規格外の、その巨体を考えると、12歳は大往生だろう。
喜びの野で、膝の事も気にせず思い切り走り回ったり、狩りを楽しんだりしてほしい。
君が無条件で示してくれた友情に、感謝。
さようなら、友よ。
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