他人の家に上がりこんで豆腐を作って酒を呑む男達の顛末

　昨夜の遅くに、連れの堕助（仮名）から「うまいもの食いに行こうぜ～」とメールが。
　二つ返事でOKして就寝。

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　翌日の昼過ぎ、迎えに来てくれた車で蕎麦屋に出発。誕生日祝いという事で奢ってもらう。ご馳走様。
　かなりの冷え込みだったにも関わらず二人とも冷たいお蕎麦を頼んでしまう。そのお店は冷蕎麦で楽しみたくなる味なんですよ…味にこだわりたがるカッコつけの年頃なんです、許してください。
　ここぞとばかりに御膳を頼んだので贅沢気分で昼食を頂きました。

　美味しい蕎麦を堪能した後に、店の主人と、旅と酒についての話題で盛り上がる。気が付けば3時をまわっていました。やはりこういう話題は話が尽きませんね。

　その後豆腐屋へ。何故か突発的にニガリを買って、ギリの家で豆腐を作ろうと勝手に大決定する。
　ギリさんの職場へ到着。
「君んちで豆腐作って待ってるから鍵ちょうだい。」
「…はい？」
　ギリさん戸惑いつつも鍵渡してくれました。良い奴です。
　オートロックの高級マンションなので、一応どうやって鍵を開けるのか聞いておく。ギリの返答。

「鍵差し込んで回すの。解る？」
　…それは解ってるってば。

　ついでなので鱈ちりの材料と日本酒を買ってギリ宅へ潜入。鍋の用意をしたり、飯を炊いたり、適当に寄せ豆腐っぽいものを作ったりする。
　結果としてなんだか素敵な晩飯になりました。とどめの雑炊も良かった。堕助ナイス。
　だらだらとロックやメタルを聴きながら酒を飲む。日本酒はとっくに空になり、勝手に家の酒を物色して呑んでいるうちに終電の時間に。
　際どいタイミングで地下鉄に間に合い帰ってきました。
　やっぱり今日も、ぽわぽわ状態です。だから当然寝ます。

　あ、手造り寄せ豆腐は結構美味かった。ほんのり甘くて良い感じ。今度はうどんか蕎麦を打ちに、ギリ宅を襲撃するのです。猫の居る家では無理だからね。

　では、おやすみ。